Claude CodeでGoogle広告を動かす。接続方法と、つまずきやすいところ

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Claude CodeからGoogle広告を動かすイメージ。Claude Code→MCP→Google Ads APIの接続の流れと、費用・コンバージョン・CPA・クリック数を表示するGoogle広告のダッシュボード、データ取得・異常検知・入稿代行の機能が示されている。

Google広告の運用は、管理画面を開いて数字を追う時間がどうしても長くなります。Claude Code を使うと、その多くを言葉での指示に置き換えられます。ただ、接続するまでにいくつかハードルがあって、そこで止まる人が少なくありません。この記事では、Claude Code から Google広告を動かす仕組みと、実際につまずきやすいところを順番に整理していきます。

全体像はClaude Codeで広告運用は自動化できるのかにまとめています。検索広告のもう一方、Yahoo!広告はClaude CodeでYahoo!広告を動かすで、Meta広告はClaude CodeでMeta広告を動かすで扱っています。

MCPを介してGoogle広告に接続する

Claude Code は、それ単体では Google広告のデータを持っていません。あいだに MCP(Model Context Protocol)という接続の仕組みを挟んで、Google Ads API とやり取りします。「このキャンペーンの先週のCPAを出して」と Claude Code が考え、MCP がそれを Google広告への問い合わせに翻訳し、返ってきた数字を Claude Code が読む、という流れです。

Google広告側の問い合わせには GAQL(Google Ads Query Language)という専用の書き方があります。SQL に似ていますが作法は独特です。ここを人が覚える必要はなく、Claude Code が組み立ててくれます。

接続するまでのハードル

開発者トークンの発行
自分の環境で動かす場合、Google Ads API を使うには開発者トークンが必要です。申請して発行してもらう手続きで、最初の一回だけとはいえ、初見だと重く感じます。ここで足が止まる人がいちばん多いかもしれません。マネージド型のように、この発行を肩代わりする形もあります。

アカウントの連携
MCC(複数アカウントをまとめる管理者アカウント)を使っているなら、そのOAuthを一度つなげば配下のアカウントに広げられます。個別に上書きが必要なところだけ、あとから足していく形になります。

権限の範囲
つないだ直後から予算や入札をいじれる状態にするのは、おすすめしません。まずは閲覧と提案だけに絞り、変更は承認を挟む。ここは後述の「任せ方」に関わってきます。

接続すると、Google広告で何ができるのか

  • 横断でデータを取得する:キャンペーン・広告グループ・キーワード・検索語句を、指示ひとつでまとめて読み、CPAの悪化やムダな重複を見つけます。
  • 点検を自動化する:毎朝の数字確認を任せ、要対応だけを手元に出します。
  • 入稿・変更を代行する:レスポンシブ検索広告の作成、予算の調整、キーワードの追加・除外なども、指示に沿って実行できます。

作業そのものは、確かに速くなっていきます。

Google広告でつまずきやすいところ

GAQLのエラーで止まる
書き方をひとつ間違えると、問い合わせはエラーで落ちます。多くは Claude Code が直して再実行してくれますが、複雑な集計になるほど、意図とずれた数字が返ることがあります。返ってきた数字を鵜呑みにせず、一度は自分の感覚と突き合わせるのが安全です。

「それらしく通る」変更のほうが厄介
エラーで落ちるのは、むしろ気づけるので楽なほうです。困るのは、なんとなく良さそうに見えて実際は的外れな変更が、そのまま通ってしまうケースです。入札や予算に触れる操作は、承認を挟むか上限を決めておくと、被害が広がりません。

変更の理由が残らない
「なぜ先週この予算を動かしたのか」。あとで聞かれたとき、AIが加えた変更の履歴が残っていなければ答えられません。運用は結果だけでなく理由が問われるので、変更を記録に残す設計をしておくと後で助かります。

まとめ

Claude Code から Google広告を接続すること自体は、ハードルさえ越えれば難しくありません。むしろ大事なのは、接続したあとに「どこまで任せて、何を記録するか」を決めておくことです。そのあたりはClaude Codeに広告運用を任せて大丈夫かで掘り下げています。私たちはこの「任せ方の設計」まで製品にした mureo を開発しているので、接続の方法だけでなく、運用の設計から相談いただけます。